近況


我が家の周りは、夜ともなれば漆黒の闇。
暗いおかげで星が面白いくらいよく見えるし、ベランダから空を見上げれば、飛行機がお腹を点滅させながら飛んでゆくので、初めて見た時は「うわぁぁ」と声が出た。




冬支度はまずリビングの暖房を。
夏はエアコンなしで乗り切ったので、冬もエアコンなし。とにかく乾燥するのが嫌。だもんで、オイルヒーターを購入。
今冬はこのオイルヒーターとホットカーペット(1畳)で乗り切る。いまどき床暖なんだろうけど、我が家は設備投資出来ず。
私個人用に、足裏カイロ(使い捨てじゃない)を購入。これがなかなか良い。寝る時も付けているくらいお気に入り。臭くなったら洗濯機で洗えるし。
あとは、地味に湯たんぽ。生姜。SASAWASHIのレッグウォーマー。



先月、私の実家の家族が新居を見にやって来た。
ふだん専らもてなす相手は夫家族とその親戚なので、いつもの要領でざざーっとやっていたら、「なんか(独身の頃と)変わったね」母と妹がニヤニヤ。
そうだね。こういう面倒くさい事は絶対やらなかったし、「やりたくない」と臆せず口に出すタイプだったし。でも結婚はそういう人格をも変えるのですよ。というか、そんなこと言えない雰囲気(アウェイ)が常だと、徐々に人は麻痺してくるもんです。私も大人の階段を上ったんか。



それにしても夫の気の利かなさに、またイライラしてしまった。最近そういうことばっかりで、眉間の皺の深さが増す一方。
そういう時、私家族は私の気持ちをいち早く、何も言わなくとも察し、何ともない顔で普通にしている。そしていつも通り夫に気を遣ってくれている。夫は結婚当初から、私実家では「婿殿」扱い。だから余計、夫ひとり何も気付かず。なんだか恥ずかしかった。自分の夫が恥ずかしいってどうなんか。婿殿扱いされて当然という面で、妻の実家家族に囲まれて、胡坐を掻いている夫を見るのは、時としてこみ上げる程、憎々しい。

自分の実家は自分が育った場所だから、そこで一緒に暮らした家族は大体同じような感覚なわけで、いつも夫家族といる私にとっては、常にズレを感じて過ごしている。だからこそ、そういう部分に敏感になって夫家族のやり方に合わせてきたけど、夫はそういうところ本当に何も考えていない。

「郷に入れば郷に従え」とはいうものの、頭では理解していても気持ちが追い付かず。自分を押し殺してゆくことを、ずっと長くやってゆくと、人はどうなるんだろう。ときどき他人事のように思うことがある。