自由日

GWやお盆の連休中、運が良ければ(急な予定が無く、かつ夫と喧嘩せずにいれば)私にフリーな1日が与えられる。
1日といっても、家族に朝食を食べさせ片付け、洗濯をしながら玄関を掃き、部屋の片づけと簡単な掃除、「これやっといてもらえると大変ありがたい」と控えめに夫へモノ申しつつ(今回は家中の換気扇の埃取りを依頼)、時間を気にしつつ身支度を済ませ行くんだから、まるっと1日ではない。正確には3時間程度。だけども「3時間自由の日」ではなく「母の自由日」となるわけで。(まぁいいんだけどさ)

夫は別日に職場の同期とツーリングで山へ。こちらは本当に丸1日。(別にいいんだけども)
私は今年もひとりで映画。
去年は「コクリコ坂から」を観に行って、結末でズッコケたなぁ。とか色々思い出す。1年って早い。
今回は「おおかみ子どもの雨と雪」を観に行った。こちらもさまざまな場所で賛否両論あるみたいだけれど、面白い感想(あの母親はシュタイナー系だとか)を読みニヤニヤ。
私は声フェチで、吹き替えものは映像よりもまず声に夢中になるので、大沢たかおの声って男前〜だとか、宮崎あおいの様な喋り方や発声法で、世の母達が子育てしてはおらん、だとか、いつもの如く斜め観(感動作や「泣ける!!」映画と評される物もの、すべて真顔でなぎ倒してきてるので)いたんだけれど、やっぱり子育て真っ最中にいると、娘がどう成長するか、照らし合せて重ねて、親離れ・子離れの時を思うと感慨深い。
自分が親元で娘だった頃のことを思い返せば、我が娘もそれほど自分とはかけ離れた場所へ行かないであろう、という思いがあるものの、それすら親の傲りのはじまりかもしれない。
昔は親が心配してくれることですら、「押し付け」と感じて嫌な顔をする、親の心子知らずな娘だった。父親が厳しかった分、早く大人になって親の監視下から逃れたい、と思う年齢も早かったし、友達が母親と仲良く買い物とか恋愛相談にのってもらっているとか、親と仲良くして何が面白いんだろうと思ってたし、こういう可愛げがない感じ、ひねくれた感が見事に子どもへ乗り移ったとしたら・・・面倒臭い。そうか。私の性格は面倒臭いんだな。
子どもは面倒臭い人とも仲良くやってくれる大人になってくれれば、それでいいや。